肩こりを和らげるセルフリフレクソロジー

足の裏には全身の内臓につながるツボがあり、
それぞれに特徴的な機能を持っています。
接骨院などでお灸をすえたり鍼を刺して行う医療行為は、
このツボを刺激して肩こりの改善を促すものです。
こうした鍼灸とリフレクソロジーとの違いは、
鍼や指圧がツボというピンポイントの刺激であるのに対し、
リフレクソロジーはこのツボが密集している
足の裏全体を利用して肩こりの改善を行うという点です。
刺激するポイントは反射区と呼ばれ、
この場所を把握することができれば、
ご自宅でも簡単にリフレクソロジーを
行うことができます。

肩こりの主な原因は血行不良によるものですが、
実は睡眠時の姿勢とも大きく関係しています。
これは重たい頭を支えている首の疲れに原因があり、
動いている時の姿勢はもちろん、
特に首と枕の相性が悪い場合は
肩こりを感じやすく症状が悪化しやすい傾向にあります。
睡眠中も常に緊張状態にある場合は、
肩を解きほぐすことが大切です。
ホットタオルで首元を温めたり、
枕と首の間に挟んで重さを分散させることも
一つの解決法です。

肩こりには、身体の冷えも関係しています。
足の親指には冷え性を改善させる反射区があります。
特に女性の場合は冷え性から
ホルモンバランスが崩れやすくなるので、
お風呂上がりにこの親指辺りを刺激すると、
冷えの症状を改善させることができます。
また、足の指全体は肩凝りを和らげる反射区があり、
肝臓が弱っている時などにも最適なケアができます。
気分が優れない、肩が重いという時には、
これらのセルフケアを試してみてください。